Amazonブランドプロテクションレポート

Amazonは、地球上で最もお客様を大切にする企業になることを目指し、可能な限り豊富な正規品での品揃えをお客様に提供することを目指しています。現在、Amazonと中小企業を含む販売事業者様は、世界で数億人のお客様に向けて商品を販売しています。

Amazonは、中小企業を含む販売事業者様がビジネスにおいて成功を収め、地域社会に数十万の新しい雇用を創出することをサポートできることを誇りに思っています。お客様の信頼を獲得し、維持するために、Amazonでは模倣品の販売を固く禁じています。お客様のもとに間違いなく正規品だけが届くようにするために、さまざまな革新への投資を続けています。

Amazonの取り組みの進展や、最新のイノベーションについては、ぜひレポートをご確認ください。

Amazonのブランド保護の取り組み

堅牢で積極的な防止策

高度な機械学習技術への継続的な投資を通じて、Amazonは積極的な防止策を改善し、知的財産権の保護や模倣品を検知するシステムの自動化および規模の拡張を図ってきました。こうしたシステムは、新規出品アカウントを開設しようとした瞬間から、商品の出品、掲載商品の更新にいたるまで、あらゆるプロセスを通して継続的に運用されます。Amazonでは新規の販売事業者様の審査にビデオチャットによる身元確認を行うなど、販売事業者様を精査するための強固な体制を構築するとともに、機械学習をベースにした検知システムの強化を継続的に図り、悪質業者による新規出品アカウントの開設を阻止しています。

ブランドを保護する強力なツール

Amazonはこの数年来、商標関連の詐欺や不正を防止するために米国特許商標庁(USPTO)と連携しています。2022年も引き続き、AmazonはUSPTOとの連携を強化しました。Amazonは登録状況や、USPTOの制裁措置を受けた者(結託する弁護士・弁理士を含む)について、USPTOから直接情報を得て対応をとっています。これにより、不正な商標の出願や登録がBrand Registryへの登録に使用されないようになります。さらに、Amazonはこの情報を利用して不正な商標や悪質なブランドを排除すると同時に、Amazonストアにおける不正な行為や傾向についての情報をUSPTOに提供し、出願者や登録者による不正の調査に協力しています。

悪質業者に対する法的責任の追及

Amazonは米国税関国境警備局(CBP)との協力関係を拡大し、相互に情報交換を行いました。2022年にAmazonは模倣品業者に関する情報をCBPに提供し、CBPから提供された情報によって、Amazonはフルフィルメントネットワークに送られる模倣品を阻止し、Amazonストアから知的財産侵害物品を排除できました。Amazonは日本の財務省関税局とも覚書に調印するなど、各国の税関当局と同様のプログラムを推進しようとしており、その成果はすでに表れ始めています。Amazonは税関当局とのこうした協力関係を継続することで水際での介入を迅速化し、法執行機関への支援を一層強化してお客様が安心してショッピングをお楽しみいただけるよう、積極的な取り組みを推進しています。こうした協力関係を強化することにより、模倣品がAmazonのお客様のもとに届くことのないよう、模倣品が国境を越えて国内のサプライチェーンに流入することを阻止し、いかなる小売業者やストアでも販売されることのないようにしています。

ブランド保護の世界的な影響

Amazonは2017年、ブランドオーナー様(Amazonストアでの販売の有無は問わない)向けの無償サービス「Amazon Brand Registry」の提供を開始しました。その後、世界で展開され、米国、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、エジプト、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ポーランド、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、トルコ、アラブ首長国連邦、英国でサービスを提供しています。Amazonは、ブランドオーナー様により良いサービスを提供するために、常に革新を続けており、新規市場の展開に努めています。Amazonは、2022年に世界中のAmazonストアを保護するために12億ドル以上を投資し、15,000人以上の社員がこの活動に取り組むことで、ブランド保護における進展を遂げました。

35%
以上

Brand Registryに登録されたブランドオーナー様から報告された有効な権利侵害の報告件数は35%以上減少しています。

80億件
以上

Amazonの自動化技術は、商品詳細ページで不審な変更が行われていないか、1日あたり80億件以上スキャンし、不正利用の兆候を探っています。



80万件
以上

悪質業者による新規出品アカウントの開設を事前に80万件以上、阻止しました。



99%
以上

Amazonの積極的な防止策により、悪質な出品の99%以上をブランドオーナー様が発見・報告する前に、阻止もしくは削除しました。これらの出品は、詐欺、権利侵害、模倣品、その他の不正のリスクがあることが疑われるものでした。

600万
以上

Amazonは600万点以上の模倣品を突き止め、差し押さえ、適切に処理して、サプライチェーンから一掃しました。

1300件
以上

Amazonは民事、刑事手続きを通じて1,300件以上の犯罪に対して法的措置を取りました。



世界中の模倣品ネットワークの撲滅

Amazonの模倣品犯罪対策チームは民事訴訟を通じて模倣品業者の活動を阻止するほかに、世界中の捜査当局と連携した執行措置や差し押さえによって、悪質業者やサプライヤー、物流業者、SNSインフルエンサー、架空請求業者などを撃退してきました。2022年の主な進捗は以下の通りです。
  • Amazonは中国で複数の公安当局と情報を共有し、複数の省にまたがる模倣品組織の摘発に協力して、24万点を超える模倣品を押収し、3つの大規模模倣品ネットワークを撲滅しました。
  • ドイツの捜査当局はAmazonからの情報提供をもとに、ドイツ国内に拠点を置いてプリンターインクやトナーリングを偽造し、模倣品のトナーカートリッジを純正品と偽って販売しようとしていた模倣品業者のメンバー9人を逮捕しました。
  • Amazonは英国ロンドン市警の警察知的財産犯罪課(PIPCU)による模倣品の摘発を支援しました。Amazonの模倣品犯罪対策チームは英国レコード産業協会(BPI)とともに、大規模な偽造CD組織に関する詳細情報をロンドン市警に提供し、PIPCUはこの情報に基づいて、英国国内で3カ所の捜索を行い、32,000枚を超える偽造CDを押収しました。
成功事例

ブランドを登録する

Brand Registryの開始

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