全面的な保護によって偽造品業者への対策を強化する

「Amazonは、偽造対策に取り組み、最高の顧客満足度を実現するための環境を整えています」

Geri Datus-Ward氏
Weber、デジタルマーケティングおよびeコマース担当ディレクター

優れたアイデアは世界に広がる

自宅の庭やキャンプ場でも、パーティーやピクニックでも、世界中どこでもバーベキューと言えばWeberブランドです。家族や友だちが集まって、おいしい食事を楽しんでいる場所では、必ずと言っていいほどWeberを象徴するふた付きケトルやガスグリルが調理に使われています。

Weberのオリジナルケトルグリルはユニークな形をしています。その形は創作者であるGeorge Stephen Sr.氏がシカゴの金属工房で働いていたときに思いついた革新的なデザインに端を発しています。ある日、Stephen氏は金属ブイを半分に切断し、通気孔と脚を付けた形のグリルを試しに作ってみることにしました。Stephen氏が自宅に持って帰ったその試作品を見た、近所の人や友人たちは最初当惑した様子でした。しかし、みんながそのケトルで焼いたステーキを一口食べると、またたく間にStephen氏の新しい発明は町中の話題となりました。

わずか数年で、Stephen氏はバーベキューのビジネスを拡大し、アメリカで、そしてすぐに世界中でアウトドア調理の考え方をすっかり変えてしまいました。

オンラインマーケットプレイスへの参入

Weberは当初、実店舗でのマーケティングと販売に重点を置いていました。しかし2000年代半ばから後半にかけて、eコマースチャネルを完全に採用しました。Amazon出品サービスはその戦略において重要な要素でした。

デジタルマーケティングおよびeコマース担当ディレクターのGeri Datus-Ward氏は次のように説明します。「Amazonは単なる販売チャネルではありません。購入者のおよそ60~65%は、Amazonで商品を購入しないとしても、Amazonで商品の調査を始めます。このようにAmazonはマーケットプレイスとしてのみではなく、購入者とつながる場所としての役割も果たしています」

Amazonとのパートナーシップ

しかし、さまざまなメリットがある一方で、オンラインでの販売には特有の困難もあります。Weberのように人気の高い象徴的なブランドについては特にそうです。2017年後半までに、Weberのeコマースチームは、グリルカバーのオンライン販売収益が減少し、低品質または不良品のグリルカバーに関する否定的なレビューが増加していることに気付きました。

eコマースチームは偽造品の疑いがあると考え、さまざまなeコマースチャネルからテスト購入を実施した結果、Weberの商標が付いたグリルカバーの中には実際に偽造品があることを発見しました。

幸いなことにWeberは、偽造品の問題に全力で取り組んでいるAmazonとパートナーを組んでいました。

Weberはすぐに、Amazonの基本的なブランド保護プログラムであるBrand Registryに登録しました。Brand Registryに登録すると、ブランドの構築と保護に役立つさまざまなツールを利用できるようになります。ブランドが登録され、ブランド固有の情報が提供されると、Amazonは直ちにプロアクティブな保護措置を講じ、出品商品に関する権利侵害や、不正確なコンテンツの掲載を防止します。

Weberチームは、適切な商標をBrand Registryに登録し、引き続きテスト購入を実施しました。社内の製品担当者は偽造品の疑いがあると気付いた際、権利侵害の報告ツールを使ってAmazonに注意を呼びかけました。こうした取り組みによってすぐに良い結果が見られるようになりました。
場所
イリノイ州、シカゴ
業種
グリル、バーベキュー
Amazonでの販売開始時期
2006年
ブランド保護ツール
Brand Registry

Project Zero

Transparency

Amazon偽造品犯罪対策チーム(CCU)

偽造品防止のための高度な保護

その後、Weberは、Project Zeroのような、偽造品防止のためのAmazonの高度な保護プログラムを試験採用しました。

特にProject Zeroのセルフサービス偽造品削除ツールに関心を持ちました。このツールを使うと、ブランドはAmazonに連絡せずに、すぐに偽造品の出品情報を削除できます。

さらに、Weberのチームは、ブランド保護ツールキットの一部としてProject Zeroを利用できるようになったことで、Amazonとの連携が促進されたと感じています。Geri氏はこのように述べています。「Brand Registryに続いて、Project Zeroも利用した結果、Amazonと強固な信頼関係を築くことができました。

Amazon以外のeコマースサイトで利用可能なツールと、Project Zeroの効率と効果を比較すると、Project Zeroは類を見ない優れたツールです。ブランド所有者にProject Zeroのようなツールを提供しているプラットフォームやマーケットプレイスは他にありません。
Project Zeroを使用開始した当初、問題を特定してから瞬時に対策を実行できることにとても驚きました」
Geri Datus-Ward氏デジタルマーケティングおよびeコマース担当ディレクター

Transparencyについて

Transparencyの存在を知ったWeberは、その詳細に興味を持ちました。Transparencyとは、不正確な、または偽造品の出品、販売、出荷を防ぐための、ユニットレベルでの商品のシリアル化プログラムのことです。

そしてWeberは偽造品防止に対するTransparencyのプロアクティブな取り組みをブランド保護戦略に加えるのがふさわしいと考えました。

Geri氏はこのように述べています。「アクセサリポートフォリオに含まれるすべての新商品をTransparencyプログラムに登録することにしました。これまでの結果には大変満足しています。いずれはもっと多くのカタログを登録したいと考えています」

悪質業者の責任を追及する

Weberは偽造品問題の根本原因を突き止め、悪質業者の責任を追及するため、さらに一歩進んだ対策を取ることにしました。その対策とは、Amazon偽造品犯罪対策チーム(CCU)との連携です。CCUは、ブランドと緊密に連携し、調査、法執行機関への事件の委託、訴訟によって偽造品業者の活動を阻止します。

2021年、WeberとCCUは、WEBER®登録商標を有する商品を不正販売していた12の悪質業者に対して共同で法的措置を取りました。

Geriは次のように説明します。「CCUチームは、このようなケースを詳しく調査し、あらゆる小さな手がかりを追跡して悪質業者を見つけるうえで経験を積んでいます。偽造品業者は身元や支払い方法を隠蔽することに長けているものの、CCUの協力によってそうした偽造品業者を突き止め、訴訟を起こすことができました」

訴訟について、Amazon偽造品犯罪対策チームのディレクターであるKebharu Smithは、次のように述べています。「Amazonのストアで出品しようとする偽造品業者は法律を破り、Weberのような企業の権利を侵害するだけでなく、消費者も欺くことになります。まれに、偽造品業者がAmazonの偽造品対策ツールの抜け道を見つけたり、偽造品犯罪対策チームの目をかいくぐったりすることができた場合でも、Amazonは必ず偽造品業者を突き止め、全責任を追及します」

包括的なブランド保護

Amazonは、ブランドのさまざまなニーズに応えるために、ブランド保護ツールセットを開発してきました。各ブランドのニーズは異なるものの、Weberでは包括的なブランド保護戦略が効果を発揮しました。

Amazonは、Weberのオンライン戦略の中核を担う強力なツールを提供することにより、ブランドを効果的に保護するうえで同社から信頼を得ています。

「Amazonとの連携により、ブランド保護の取り組みに大きな成果が生まれています。特に他のマーケットプレイスと比較すると、Amazonのツールは非常に強力です。Amazonでのブランド保護のための投資は、これまでの取り組みの中で最善のものの1つと言えるでしょう」

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