Woodstock Chimesは、Garry Kvistadの音楽への純粋な愛と深い知識により創案されました。Garryは、Ringo Star、Mickey Hart、Buddy Richなどと並んで打楽器芸術協会に殿堂入りするプロのミュージシャンで、楽器製作者でもあります。

Woodstock Chimesのカタログには、高品質なチャイムが何ページにもわたって掲載されています。アフリカに発想を得た竹製のチャイムから、紀元前7世紀のギリシャの作曲家オリンポスが考案した古代ギリシャのペンタトニックスケールに合わせて調整されたものまで、世界各地のサウンドや音楽を、時空を超えて再現しています。

Garryがビジネスを始めたのは、イリノイ州北部の大学で教職に就いている時のことです。クラシック音楽家の古典的な音階に情熱を傾けるうちに、クラシック音楽の作曲家が使用する、耳に残りつつも心地よい音階からますます刺激を受けるようになりました。それで、こうした音を再現するために自分で楽器を製作することにしました。当初Garryは、これを実現させるために資金を調達することに奮闘していましたが、間もなく思いも寄らない場所に宝の山があることに気づきました。

地元の廃品置き場に、アルミニウム製の芝生用の椅子が廃棄されているのを見つけたのです。これは、切断すれば鉄琴が作れる理想的なものだったので、オリンポスなど古代の作曲家が使用した音階を再現するために、慎重に調整しました。こうしてGarryは最初の試作品を製作し、「改造された芝生用の椅子」と名付けました。

試作品を改良するうちに、鉄琴を製作したり演奏方法を学んだりすることなく、世界中の人にこのような素晴らしい音を届けるにはどうすればよいか、Garryは考えるようになります。答えと、製作するための材料は、目の前にありました。ほどなくして、GarryはWoodstock Chimesを創業し、癒し、心地よさ、活力を与えるという音楽の性質を基盤としてビジネスを行うようになったのです。

当初Woodstock Chimesのビジネスは小規模で、Garryの最初の試作品と同様、アルミニウム製の芝生用の椅子を再生利用した商品を、現地のファーマーズマーケットで販売していました。その後、ビジネスを拡大していき、2003年にAmazonでオンライン販売を開始しました。

Garryは次のように説明しています。「オンライン販売は、当社の商品をより広い世界に伝える機会であると考えました。当時、インターネット上で入手できるウィンドチャイムは、品質が低く、有名な企業が販売するものではありませんでした。当社のチャイムの音色は永久保証付きです。返送していただければいつでも、当社で再度調律して、本来の音色を奏でるようになります。」

この強力な品質へのこだわりがあるからこそ、Amazonストアに偽造品が掲載され始めたときは、不快に感じました。こうした劣悪な商品は、Woodstock Chimesが売上を逃す原因となるだけでなく、良い評判を築くための企業努力を打ち消すものとなったためです。

「残念なことに、ほとんどの購入者は、正規品の代わりに偽造品が届いた可能性があるとは考えもしません。むしろ購入者は、製作費を節約するために当社が商品を変更したと考えます。これは事実からはほど遠いものです。」