Mcnicholas氏は、悪質な業者に便乗などさせまいと決意し、ブランドの保護に着手しました。
Food Huggersは商標を登録し、商品の特許と写真の著作権を取得しました。また、同氏は多大な労力を払い、偽造品の出品情報をオンラインで追跡しました。しかし、利用できるツールの多くは使用方法が複雑で、偽造品を削除するには時間がかかりました。
この状況は2017年にAmazonが
Brand Registryの提供を開始したときに一変しました。これは、ブランド所有者が自社のブランドと知的財産権の管理や保護を行える無料のサービスです。
Brand Registryに参加すると、権利を侵害している出品情報や不正確な内容を阻止するためのプロアクティブな保護を有効にできます。Food Huggersは、権利侵害の報告機能を利用して、知的財産権の侵害の疑いを報告することもできました。
「権利侵害の報告ツールには、権利侵害を削除するための構造化された、使いやすく効果的なプロセスが用意されています」とMcnicholas氏は言います。
重要な点として、権利侵害の報告ツールを使用すれば、特許、商標、著作権を侵害する出品情報の削除をはるかに簡単かつ迅速に行えます。また、権利侵害を初期段階で阻止するための自動プロテクションの追加機能も利用できます。
同氏は「知的財産権の侵害を報告するのがとても簡単になりました」と語り、こう続けます。「自社のブランド名を検索し、出品情報をいくつか選択して、知的財産権がどのように侵害されているのかを報告します。そうすれば、そのような出品情報はAmazonによって削除されます」